石山　脩平　作詞
佐々木　英　作曲

一

あゝ東海の　空遠く

輝く光身に　浴びて

溢るゝ幸に　奮ひ立つ

健児吾等　血潮はたぎる

いざ　いざ　いざ

至誠のこゝろ　芳しく

匂ふや花の　紅を

永久に誇らん　友よいざ

二

大和島根に　寄せ返す

文化の潮　身に受けて

重き使命に　醒めて立つ

健児吾等　瞳ぞ映ゆる

いざ　いざ　いざ

至誠のつとめ　貫きて

国の栄の　礎を

永久に固めん　友よいざ

三

見よ新興の　意気高く

聳ゆる甍　仰ぎ見て

若き生命に　燃えて立つ

健児吾等　心は躍る

いざ　いざ　いざ

至誠のいさを　積みなして

我が学舎の　高き名を

永久に讃へん　友よいざ

一

あゝ岳南に　生気あり

こもりてこゝに　幾歳を

鍛えて立てる　藤高の

えらべる若き　選手等が

成算すでに　胸にあり

旗鼓堂々の　陣を見よ

二

覇者の誉れを　身にしめて

新興の気の　あふれては

至誠の健児　ことごとく

胸に正義の　血はたぎり

振ひて立てば　血もゆるぎ

向ふ敵には　色もなし

三

戦わんかな　時至る

月の桂を　手折る迄

我に人和の　牙城あり

戦はんかな　我が友よ

我等が守る　藤高を

陸の王者に　なさんまで

一

健児脾肉を　嘆ぜしが

ついに戦ふ　時至る

時はあたかも　青春の

ばんだ花咲く　桜花

花よりも尚　はなやかに

輝くいさを　立てんかな

二

人は初秋の　行楽に

うつゝもあらで　迷う時

理想の文字を　染めなせる

血潮の旗を　とこしへに

千南原に　さんらんと

勝利の風に　なびかせん

勝利の風に　なびかせん

一

松の並木を　ゆく風も

響け我等の　歌声に

ああ伝統の　輝くところ

千南原に　栄えあれ

千南原に　栄えあれ

二

あせをぬぐえば　白雲が

大志を持てと　呼びかける

我が青春の　みなぎる力

藤枝東に　栄えあれ

藤枝東に　栄えあれ

三

誇りは高く　菊の葉の

香る深紅の　旗のもと

永久に花咲き　未来を創る

我等がかいなに　栄えあれ

我等がかいなに　栄えあれ